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zoom RSS 死人(しびと)としていきたい

<<   作成日時 : 2009/09/03 16:58   >>

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最近、はまりにはまってます。

隆 慶一郎

もともと、子供の頃からの時代劇好きで、最近読む小説と言ったら、おやじにまじって時代ものばかりです(苦笑)。
で、前から『花の慶次』を読もうと思っていたんですけど、待てよ、原作があるみたいだなと思い、『一夢庵風流記』を読んだら、も〜。
すごいおもしろかった!
前田利家とその妻まつを描いた小説を、以前読んだのですが(NHK大河ドラマの元になったもの)、これが全然面白くなくて。利家のよさも、まつのよさもない!って感じだったんですけど、『一夢庵風流記』の、特にまつは、最高!!
しょぼっちい利家も、いい味だったし、自分の中で、ものすごくしっくり読めました。
で、あまりにイメージができてしまったので、『花の慶次』は読むのをやめました(爆)。
あの慶次、イメージ違うもん、なんか。
人それぞれでしょうがね(笑)。

ということで、その次に、『吉原御免状』、『かくれさと苦界行』と、読み、今は『しぬことと見つけたり』を読んでいます。

死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫)
新潮社
隆 慶一郎

ユーザレビュー:
第一話の初めから痛快 ...
人生の教科書20の頃 ...
隆先生の未完の作品の ...
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これは、すごすぎます。
これほど面白い時代小説って、あまりないというくらい、すごい。
読み始めて数ページで、震えが来ました。
そして、誰かれ構わず、「これすごいんですよ!」と訴えかけたくなりました。

何がすごいとは言葉にできませんが、まず、「笑える」。
根底にあるのは、葉隠ですよ、それなのに、読んでいると「くすっ」っと笑えてしまうんです!
そして、出てくる男達の、馬鹿馬鹿しいまでの一本義さ!!
その一本義さがかっこよすぎです!
そして、それに振り回される周囲の人たちもまた、魅力的だし。

あー、ページをめくるのが楽しい!!

しかし残念ながら、この小説は未完なのです・・・。
それでも、この小説は間違いなく名作です。

主人公斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士。
「死人(しびと)」という生き方に、憧れますね。
それは、激しく孤独で、かなり自己満足で自分勝手(笑)。
人のことなど気にしない。
人の評価は自分の人生になんら影響を与えない。
ただ、自分に忠実であること。

こう書くと今流行の、「自分らしさ、自分ってオンリーワン」みたいな風潮と被るように思われますが、全然違うんですよね。
自分に忠実であるということは、自分のすべてに、自分でけりをつけるということ。
いいことだけではなく、悪いこともすべて。

違いが知りたい方は、ぜひ一読を。
あー、この本は、絶対に人生の100冊に入っちゃう本です。
この年になって、そんな本に出会えるなんて、幸せだ。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私も今度、読んでみます。
私はいまだに「鬼平犯科帳」を読んでいます。
小那美
2009/09/03 19:23
小那美さん、『鬼平犯科帳』は二十代の時に、ずいぶん何度も読みました!今池波先生ので手元においてあるのは、『真田太平記』です。これもいいです!
とるめんた
2009/09/06 10:43

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