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zoom RSS 研究テーマについて、ちょっと考えた

<<   作成日時 : 2009/11/20 22:35   >>

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今週の月曜日は、神田外国語大学で開催されたEPAに関する研究会に参加してきました。
神田外語だし、発表者は看護士国家試験について語彙レベルで研究をされている方お2人(うちお一人は日本語教育学会でも発表されてました)だったので、参加者は日本語教育が中心かと思ったのですが、意外と日本語教育関係者が少なく、インドネシアを地域研究として研究されている方が多かったです。

うーん、それにしても、積極的に関わっている人達以外には、実情が浸透していないなあというのが、率直な意見。
実情というか、制度自体がわかってないという感じでしょうか。
ま、私もよくよく深くわかってるわけじゃないんですけどね(^^;)。
そして、EPAを研究材料にしたいと思っている方は、日本語教育、地域研究限らず、結構多いみたいですね。

私は、たまたまご縁があり、大学でも仕事でもEPA(特にインドネシア)に関わっているのですが、正直、自分の研究テーマじゃないので、割り切って、そしておもしろく関わらせてもらってます。自分の研究とEPAを絡めて遠隔授業なんかもしているんですが、それは博論に直結するものではなく、今後機会があったら発表できたらいいなと思っているくらいです。

ですから、ある意味冷静に見ちゃう部分もあるのですが、日本語教育で今回のEPAをテーマに大学院入学を考えている人が結構いるみたいなんですけど、ちょっと注意が必要だと思います。

修論だけ書けばいいですか?
それとも、その修論を博論につなげたい?
もしくは、それで何がしかの専門的な仕事を得たい?

元々インドネシアやフィリピン、もしくは介護・看護問題には縁がなかったのに、今回のEPAを知り、今回のEPAのみに興味を持って研究しようとしている場合、インドネシア人及びフィリピン人EPA生の日本語や日本語教育に特化してしまうのは、研究テーマとしてちょっと危険かな?と。

どういうことかというと、まず、今回のEPAは上限が1000人と決まっていること。
また、現政権の鳩山さんがEPA拡大には意欲的であり、それを表明したものの、現状そのままが継続される保証もなく、もしかしたら現状が見直されてすぐに変更されてしまう可能性も無くは無いこと。
簡単に考えただけでも、研究を進めていくには、なかなか先行きが不透明すぎる制度です。
そのため、現状のEPA生に特化してしまって研究をした場合、まとめた時には、もうその研究を活用する機会がない、なんて恐ろしいことも考えられます。

ですから、例えば、世界的な流れとして、介護・看護の人材が国境を越えていることは既に事象としてあるので、その点を考慮した視点からインドネシア人・フィリピン人に限らない介護・看護人材全体を見据えた研究とか。多々ある専門職の日本語の1つとして介護・看護を取り上げ、今回のEPAを1つのケーススタディとして取り上げるなどといった研究なんかは、ずっとやっていけそうだし、おもしろそうだし、発展性がありそう。
そういう風に広範囲かつ長期的に考えて今回のEPAを取り上げる必要があると思います。
発表されていたお二方は、そういう広い大枠の視点で研究をされていました。さすがです。

私にとって今回のEPA騒動は、研究テーマをどう選ぶか?ということを、改めて考える機会になりました。
大学院進学を考え、これからテーマを決める皆さんは、目先の研究の「トレンド」に飛びつく危険性などを意識しながら、研究テーマを決めると良いのではないかと思います。

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