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zoom RSS 日本語教育学会の質的研究の講演に行ってきました

<<   作成日時 : 2010/07/26 13:07   >>

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昨日は、日本語教育学会の実践研究フォーラム主催、質的研究の講演に行ってきました。
名古屋大の大谷尚先生のご講演、自分が大谷先生のSCATを試しているところなので、これはぜひ!と参加しました。今回は、SCATのお話はほとんどなく、「質的研究」とは何かという観点からのお話でしたが、前に参加した西篠先生とのお話とかぶるところもあり、質的研究について概観できてきたような気がしています。
と言っても、じゃあきちんと分析「できるか」は、また別問題ですけど(汗)。

両先生のお話から、注意点をピックアップしてみました。

・新しい概念や枠組みを用いる時に、「確かにその概念/枠組みでなければならない。」と、自分以外の人になっとくさせられないとだめ。
言葉の定義の重要性、論を切っている道具を明確にする。自分自身、概念や枠組みが不十分なまま、相手を納得させられるのか?

・バイヤスの問題、研究の妥当性は、自分以外に規範を置き、常に外側からのリファレンスを参照に論じる。
直観は大事だが、自分が直観で分かっているだけではだめ。

・研究のどこが目新しいのか。

・重要な概念形成の背景の扱い。自分のビリーフや経験、被研者の属性や考え方、もろもろ。

・上記は、「どうしてこのサンプルなのか」という問いにも同様に適用される。サンプルの特性を詳細に記述することで、このサンプル(群)にどのような代表性があり、理想的なサンプルからどれだけ離れているか論述する。

・その研究が、他の研究の出発点になるようなものになるよう心がけること。
視点定時型、これまでの知見にちょっと上乗せするようなもの、違う視点が現れるようなもの。

・とにかく、理想の研究デザインと離れているなら、どこがどう、どのくらい離れているのか、それを明確にしておくこと。

・デコボコのデータもデータ。現実の制約の中で、「何を知り得るのか。」


大谷先生が言っていました、その研究方法を使った論文を読んで方法をわかったような気になるのではなく、その方法をきちんと学ぶこと。
確かに、2回質的研究のWSや講演を聞いて、注意しないとならない点、研究のデザインの出発点などがわかってきました。個人的には、質的研究は、同じフィールドの中の人に見てもらうのではなく、他のフィールドの人と連携し、学び合っていくのがいい気がしています。
今朝、たまたま栄養管理関係で修士に行っている社会人&ママさん院生の友達とメールをしていたところ、彼女も修論で質的にデータを見るよう指示されたとか。こういう人と、学び合いをしていきたいと思っています。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
書いてくださってありがとうございます!
質的・量的に限らず、研究全般にもあてはまることですね。
とりのそらね
2010/07/26 19:21
とりのそらねさん、
確かに、読み返してみると、質的に限ったことではないですね!
とるめんた
2010/07/27 05:37

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