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zoom RSS 何年いても、授業を受けても・・・

<<   作成日時 : 2011/09/26 21:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

外国に住めば、その国の言葉を話せるようになるだろう!と思っている人は、まだとても多いと思う。しかし、実際はそうではない。その国の言葉を使わなくてもいい環境にいたら、例え外国に長く住んでいても、言葉は話せるようにはならない。

今学期から、大学の先生にプライベートで日本語を教えることになった。話を聞いてみると、結構滞在年数も長く、「みんなの日本語」の19課まで終了していて、以前は、日本語学校で勉強していたそうだ。その時のノートやワークブックを見せてもらうと、大変熱心に宿題等していたことがうかがえる。しかし、これが全く定着していない。基本動詞も形容詞も忘れてる・・・。
授業は英語で行っているし、学生も社会人が多いそうで、飲みに行っても必然的に英語になってしまうんだそうだ。元々、英語の国の人ではないが、若いうちに留学し、英語は身につけることができたが、英語で用が済んでしまうため、日本語はなかなか上達、そして定着しないのだろう。

長くいても・・・というと、最近週末にヨガに行くとすれ違う中国人男性もある意味、長くいても日本語が話せない典型だ。新宿ですれ違っても彼は私のことはわかっていない模様だが、彼とは、実は2月に香港に行った時、たまたま飛行機で隣に座った。私は、一度話したことのある人の顔は、絶対に忘れないので、すれ違った瞬間に、彼に気がついた。けれど、めんどくさいので当然声もかけない。だって、日本語ほとんどできないし(^^;)。
飛行機の中で、どうにかこうにか意思の疎通をはかってみたところ(お互いに)、この人は広州人で、20年くらい新宿で電気関係の仕事をしているそうだ。仕事は中国人の中でやっているのだろう。日本語は全然話せるようにならなかったようだ。

日本語学校で教え始めた時、主任の先生が学生のお尻を叩くのに、「日本語が上手にならないと、いいバイトができないわよ!!」と言っていたものだが、実はそうでもない場合がある。中国の学生など、コミュニティが大きい分、日本語を話せなくてもそれなりにバイトを見つけてくる。
同じことは、日系の工場労働者の人にも言えて、工場内、同国から来た人ばかりで、日常会話は国の言葉、仕事の指示は、先輩で日本語が出来る人が日本人と話し、日本語が出来ない人には、国の言葉で説明する。

それでも、昔は今みたいにネットも発達しておらず、暇つぶしに日本人とつきあう人もいたかもしれない。けれど、今はケーブルテレビやネットもあり、家に帰って日本語をシャットダウンして暇つぶしをすることも、全く難しくない。
それは、外国で生活している日本人にも当てはまるだろう。

生まれてから数年で大人顔負けに話せるようになる子供の母語獲得というのは、やはりすごいものだと思う。でも、ある程度の年齢になると、単に生活しているだけでは、語学を身につけることが難しくなる。始末に負えないことに、何年勉強しても、上達しないケースだってある。
いるだけでもだめ、単に授業を受けるだけでもだめ・・・。
難しいなあ。
話せるようになると、楽しくなってくる瞬間もあるんですけどね・・・。


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内 容 ニックネーム/日時
「海外に住んでいる日本人」です。海外生活は5か国目。「その国の言葉が話せるとほんとうに楽しい」も「言葉が話せなくても実はかなり普通に(?)生活できちゃうんだ!」も、それぞれの国で実体験済み。でも・・・やっぱり話せるに越したことはないですよね。これも実感。只今、1年目を迎えたこの国の言葉はまだ2歳児レベル(・・・ちょっと見栄張ってるかも)これからが頑張りどころかな・・・と思っている今日この頃です。
Makie
2011/09/26 21:40

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